| 投稿元記事: こんばんは 投稿者:うさねこ 2006年09月16日(土) 19時38分54秒 いつも楽しく読ませていただいています。少し前の更新についてなのですが、松代大本営に関してのこと、とても考えさせられました。私は戦争の「悪」というのは、日本軍の不法行為にせよ、連合軍の非戦闘地域への無差別攻撃にせよ、いろいろあると思いますが、少し観方を変えてみると、「永久戦争」の悪、ということが何よりあると思うのですね。二次大戦の戦局を観ると、マリアナ沖海戦・レイテ沖海戦の惨敗によって敗戦は決定的になったのですから、この時点で、講和を考える政治的責任が首脳部にあったはずです。この後から、明らかに特攻作戦その他、日本軍の作戦は気違いじみてきます。もちろん細かくみれば、小磯内閣の国民党単独講和工作のようなものもあったわけですが、基本的には戦争継続を転換しない。もちろん、陸軍の徹底的抗戦の過激派は恐ろしいものがあり、そんなことを主張できることはほとんど不可能だったわけですが、いったい、その抗戦派は松代にまで天皇を移動して、「勝てる」と考えていたのかどうか。そして、その後の日本がどうなると考えていたのでしょうか。もう彼らは「死後の世界」を考えるような気持ちで、本土決戦を考えていたのではないでしょうか。つまり日本史そのものを破壊するということです。そういう権限があるという傲慢さは、どんな不法行為の「悪」よりもおそろしいことといわなければならないでしょう。実際は救国の英雄(と私は思う)鈴木貫太郎首相の登場、彼と阿南惟幾陸相、東郷茂徳外相、米内光政海相た良識派の連携プレーで本土決戦は見事に回避されたのですが、彼らが登場しなかったら、この日本に本当に「死後の世界」が登場してしまったでしょう。戦争は勝たなければならない、そして見込みがなかったら終わらせなければならない、そういう当たり前のことを忘れさせた最悪の「悪」を思い起こすためにも、松代に行かれることを私も皆さんにおすすめします。 |