| 投稿元記事: 無題 投稿者:うさねこ 2007年01月15日(月) 15時18分47秒 一連のROUNOシリーズ読ませていただきました。黒澤明の「生きる」の最初の方の市役所のたらいまわしを連想させるような世界ですね。苦労された丈庵さんには失礼かもしれないですが、一種の「笑えないユーモア」の世界ですよね。「お役所仕事」という悪口がありますけれど、この国にはお役所でなくても「お役所仕事」の世界ということがある、といえると思います。日本人全体が公務員的か、というと、そういうことではない。「言葉」を大切にしなきから生じるもどかしさ、なのですね。苦情があったとき、苦情の内容に真剣にぶつかり合わないから、話が全体的にもどかしくなるのですね。謝罪すべきでないことならのならそういえばいいし、はっきりいって客とどんどん対立したっていいのです。謝罪します、客と対立なんてとんでもない、といいながら、それらの問題点の根本に対しては全然真剣でないのですね。真剣でないからこそ、非常に形式的丁寧さを装いながら、深夜にメールが来るという奇怪なマナー違反も生じる。私がよく引用するカントの倫理学の「他人語」がこの国ほどあふれかえっている国はありません。「他人語」の世界とは言い換えれば「お役所仕事」ということなんですね。私は最近は自動販売機にまで「お疲れ様」なんていう「他人語」を言わせていることに腹だって、酔っていたものですから、「余計なお世話だ、ちっとも疲れていねーよ」と思わず怒鳴ってしまいました(笑) |