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学の掲示板


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遅くなりました 投稿者:Z.K
 2007年03月10日(土) 21時35分35秒
  確かに、律令国家が建設されたこと自体が民衆の負担増になったという面は十分にあると思います。特に、運脚・衛士・防人など長距離移動を要する労働は当時の社会では重い負担であったと思います。それでも、農民はすでに大和政権・豪族による支配を受けていたと思いますから、豪族による支配が律令国家による支配に代わったのなら民衆の生活への負の影響はまだ小さかったと推測します。(律令体制成立前の人民の負担も巨大な前方後円墳や寺院の建設などで重かったと思います。)しかし、実際には不完全な公地公民制により農民は律令国家と地方豪族による二重支配(二重搾取)を受けることになり一層生活が苦しくなったのではないかと考えています。(完全な公地公民制は無理であったと思いますが)二重搾取の代表的なものに私出挙があると思います。例として、吉村武彦氏の見解を引用したいと思います。
  「浮浪・逃亡の原因は、詔勅・太政官符などの記載によれば、課役を規避するため国家の租税収取から離脱するものと、出挙債務などによる私的収奪から離れるものとの二種類がある。」吉村武彦『日本古代の社会と国家』岩波書店 1996 P179〜P180引用
   古代民衆の困窮の原因として、都・寺院の造営や戦乱など政策の問題も当然ありますが、社会経済構造の問題もあったと思います。


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