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学の掲示板


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研究の基本方針についてA 投稿者:Z.K
 2007年06月02日(土) 20時02分22秒
  僕が、調査・研究の中心としている時代は、大宝律令が成立した701年から藤原不比等が死去する720年までです。この時代は、まだ律令国家体制の建設は不十分であったという見方もあると思います。(僕は、8世紀から9世紀は、律令国家体制の建設・整備と動揺・崩壊が同時進行した時代だったと考えています。律令法典の整備は、大宝律令・養老律令・弘仁格式・貞観格式と進んで行き、改良された社会経済制度も色々あるのですが、土地の国有制は723年の三世一身法で早くも一部崩れていると思います。平城京の造営も政治的にはプラスであったとしても、社会・経済の安定という面ではマイナスであったと推測しています。)しかし、僕は723年の三世一身法が743年の墾田永年私財法へつながり、その結果、土地の大規模私有の進行・班田収受制崩壊となったと考えていますので、最も律令体制が充実していた時代として701年から720年を選びました。(墾田永年私財法についての評価は、公地公民制の崩壊を招いたという否定的なものが主流であったのが、班田収受制の欠点を補う改革・必要であった政策という肯定的な見方が多くなっているように思います。しかし、まだ完全に結論を出した訳ではないのですが、僕は墾田永年私財法が班田収受制崩壊のきっかけだという見方にこだわりたいと考えています。墾田永年私財法により、日本の班田収受制が唐の均田制に近づいたことは間違いないと思いますが、日本の律令体制にはマイナスになったと思います。墾田永年私財法の欠点を示す史料の一つが骨太日本史にも出ている加墾禁止令であると思います。墾田永年私財法は貧しい農民の生活にも悪影響を与えたと推測しています。)また、僕は藤原不比等を日本の律令国家建設に大きく貢献した一人と考えていますので、この期間を研究の中心としました。
   大きな図書館へ行くと、古代史の本も色々ありますが、調査・研究の中心となる本を選ぶ場合は、特にこだわりのある本でない限りは出版年の新しいものを選んだ方がいいのでしょうか?専門書の選び方の一つとして、山川出版社『日本歴史体系』や吉川弘文館『国史大辞典』の参考文献を当たるというのがあると思いますが、欠点としてどちらも出版から10年以上が経っている本なので、調べる本に古い本が多くなるというのがある気がします。


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