| 投稿元記事: お久しぶりです 投稿者:うさねこ 2007年07月01日(日) 20時13分39秒 / ID : CEcbCX6A お久しぶりです。 「ゼロ分やる」実に面白いですね。私も30代半ばになってわかってきたのですが、多くの先人が言った子供の無限の能力というのは、本当に事実ですね。丈庵さんがおっしゃるように、子供の目は科学者の目でもありますが、哲学者の目でもありますね。 私達は「死」や「空間そのもの」「時間そのもの」への恐怖ということを、子供のときに純粋に有していました。こうした恐怖感がどれほど重要であるかは、哲学を真剣に勉強すればするほどわかります。「死」に関していえば、私達は大人になるにつれて、「墓」とか「葬式」とか「遺影」という形式に慣れて、死への恐怖感を忘れていってしまいます。あるいは、忘れることが「大人」であるというような錯覚に陥ります。しかしいくら「慣れて」も「死」の問題はちっとも解決なんかしていないのですね。ハイデガーはこうした形式への逃避を指摘して、子供や古代人の方が遥かに本質的哲学的であるといいました。 科学にしても、本質的な科学者というのは、哲学者と同様、当たり前のようにみえる世界への驚きを失わないからこそ、新鮮な発見を継続できるのでしょう。アメリカ発の巨大原子力潜水艦の名前がジュール・ベルヌの小説に由来し、日本で哲学を志す多くの人が、「子供の目」に満ちた宮沢賢治の童話を出発点にしていることは、実に正しく象徴的であるように思われます。 |