[書き込み一覧を表示]

学の掲示板


投稿元記事:
返信:初めまして。 投稿者:丈庵
 2008年02月03日(日) 11時18分09秒 / ID : xgrvOAqM
  凛さん、はじめまして。
  お越しいただきありがとうございます。
  このHPが多少なりともお役に立っているならば幸いです。
  
  鎌倉時代の政所、侍所、問注所の長官に関してのご質問ですね。
  僕も早速少しではありますが、当たってみました。
  
  まず、政所ですが、頼朝も設置はしていますが、
  平安時代中期より設置されているものです。
  一方問注所は頼朝が新しく設置したものですので、成立年代は違います。
  
  さて、そもそもの別当という言葉ですが、
  律令官制できちんと官を定められている人が
  「別」の機関の長官職に「当」たることが由来ですが、
  後には専任でも別当というようになりました。
  執事は院別当の統括者、摂関家の家政の掌握者のことをいいましたが、
  鎌倉時代には問注所などの長のことを指していいました。
  
  政所の別当は結局は北条氏が世襲していきますが、
  執事もいて二階堂氏が世襲していきます。
  室町時代の1379年には別当が置かれなくなってしまったので、
  執事が長官になります。
  
  優越という点で言えば、政所には別当も執事もあったわけですから
  別当の方が上になります。
  (今の衆議院と参議院のように優越が明確に定められていたかについては
  調べていないので何ともいえませんが)
  
  名称としてはもちろん違いますが、長官である、という点においては
  意味的には似通ったものと考えてよいのではないでしょうか。
  (どなたか補足・訂正してくださる方がいらしたらよろしくお願いします!)
  
  参考文献としては、
  鎌倉時代の正史といえるものに、内容の吟味には慎重さを要しますが、
  『吾妻鏡』があります。
  とはいえ、原書などをいきなり読むのは難しいと思いますので、
  鎌倉時代について広範に書かれているものから入ると良いと思います。
  簡単な所では『國史大辞典』の項目の最後には参考文献が出ていますので、
  見てみるとよいかもしれません。
  


投稿者: メールアドレス:
内容:






eucaly.net FreeBBS Version.3.0.0 / By eucalyptus. 2002