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宮田律の掲示板


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12月7日の演習 投稿者:宮田律
 2004年12月14日(火) 12時54分20秒
   水越恵さんの報告は、「パレスチナ和平交渉の歴史と展望」についてであった。パレスチナ問題は、米国が交渉の仲介役をは果たし、合意された内容の保証役などを務めてきた。4次にわたる戦争と、絶え間ないテロや衝突事件の発生は、問題そのものだけでなく、当事者の感情的対立をこじらせてきた。それゆえ、当事者が和平交渉のテーブルに着くことすら難しくなっている。また、交渉のテーブルに着いたとしても、暴力的衝突やテロ事件により交渉は容易に停止したり、決裂したりしてしまう。中東和平交渉には強力な指導力をもつ外部の仲介役が必要であり、この点で今後も米国の役割は不可欠であろう。米国には、イスラエル、パレスチナ両者にとって公平な仲介役であることが望まれる。
   パレスチナ問題の最終的地位交渉は、これまでの歴史をふり返って見ると、非常に難しく、この先も長期間に亘る可能性が高い。しかし、この交渉によって得られる合意を少しずつでも積み重ねていき、和平の前進を図るしかない。和平交渉がパレスチナ、イスラエルの強硬派によって阻害されず、円滑に進むように、国際社会の強力な後押しが必要である。


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