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その祈りは必ず届く 投稿者:管理人@みのる
 2017年05月07日(日) 03時42分20秒
  前回がドタバタなお話なら、今回はじぃぃんと感動するお話。
  アナザーは別の世界でありながら、矢張りフルバなんだなぁ、と実感しつつ。
  以下、第8話(1)の感想なのです♪
  
  待望の表紙はイケメン過ぎる女性@帛姉でした☆
  この不敵な笑みが、綾女と紫呉を彷彿させるなぁ。
  はとりと繭の要素は一体何処へいってしまったのか。
  医者と教師の多忙コンビに代わって。
  実はあの二人が帛の子育てに参戦していたのではないか、と。
  要らぬ邪推をしてしまうのですよ……はい。
  
  さて、話は彩葉が友人と余暇を満喫しているトコロからスタートしていました。
  このメンバーを見ていると、透&花&魚のトリオを思い出すから何か不思議。
  そんな賑やかな様子を遠巻きに見ている謎の女性は、うおちゃんの娘でしょうか。
  親世代の子ども全てを出すのは至難の業かと思いますが、一人一人。
  丁寧にスポットライトを当ててくださる先生の優しさが嬉しいのです。
  
  今回の目玉は、恵とリオの意外な関係性。
  なんと前回登場した志岐の友人のリオは、恵の甥!
  つまり、はなちゃんの息子さんだったのです!!!
  リオの薬指の爪が一本だけ黒かったのは、そんな理由だったんですね。
  彼は電波を飛ばすことはできないけれど、それで良かったと思うんです。
  だってあのはなちゃんの息子ですよ!それだけでもう最強です!
  
  ずいぶん時間がかかってしまったけれど。
  
  「飛行機に乗って会いに」
  
  来てくれたんですね。遂に。
  あの時の恵の祈りが、漸く天に通じたんですね。
  花島先生の感慨深い表情に、思わずぐっときてしまった瞬間でした。
  
  そんな感動的な楽しいシーンから、物語は一気に下降線をたどります。
  ハッピールンルンな気分で帰宅した彩葉を胡散臭い笑顔で出迎えたのは。
  毒親要素満載の母親でした。こっからは、もうホラーですね。
  
  彩葉ちゃんはすぐ嫌われちゃう。
  携帯みせて。
  そんなだから友達もできない。
  なんでお母さんのせいにするの。
  ねぇちゃんと聞きなさいよ。
  なんで黙ってるのよ。
  言いたいことあるなら、ちゃんと言いなさいよ。
  
  矢継ぎ早に浴びせる非難は、もはや暴力と呼んでも過言ではありません。
  帰ってくるのは久し振りだけどお母さんだって頑張ってる、という言葉から推察するに。
  彩葉も透と同じ母子家庭でしょうか。
  今日子さんが透に与えたのは、無償の愛と勇気。希望。
  対する彩葉母が彩葉に与えたのは、無関心と怨恨。絶望。
  似たような境遇でこうも違うと凹みますね。
  
  でも、だからこそ。
  母からの電話をスルーし、敢えて留守電を聞く彩葉に。
  産み育ててくれた母を悪く云うのは、恩知らずだと自分を責める彩葉に。
  
  「踏みにじられながら、家族に感謝して笑ってろなんてのはただの暴力で。ただの呪いだ」
  
  と手を差し伸べてくれる。そんな、はじめの存在は貴重だと思うのです。
  実の祖父を心の底から厭わずにはいられない。彼にだからこそ解る彩葉の気持ち。
  草摩の親世代は、皆、彩葉の立場だったから。
  彼らもまた。自然と彩葉の味方になりたいと。そう思って、願ってしまうんです。
  どんなに醜くって、汚い心情を吐露しても。誰も彩葉に幻滅などしない。
  
  (……いいんだ。ここに居ても。いいんだ。それでも)
  
  と、空振りしたバットを手に泣き笑いする彩葉に。
  思わず私も貰い泣きしそうになりました。
  やー、最初彩葉が登場した時は正直どうなることかと心配しましたけれど。
  最近の彼女の成長っぷりを見ると杞憂に終わりそうですね。
  
  「いざとなったらいつでも私に言って!パパの弁護士を紹介する!」
  
  とドヤ顔で威張る新キャラ@美少女ミーナこと美那、通称「ミィ」の両親が気になるトコロですが。
  それはまた、次のお楽しみにとっておいて。
  一流バイオリニストになった紅葉の娘に夢膨らませながら、5月12日の更新を待ちたいと思います☆


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